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Monthly Dental Care

今回は、喫煙の健康への影響、特に口の中への影響について特集していきます。

 

全身の健康との関連
 

 

いくつかある健康習慣の中でも喫煙習慣ほど、その習慣を持つ人と持たない人とをはっきり分ける物はありません。また健康への影響は大きく、喫煙は多くの病気の原因となります。

喫煙と関連のある全身疾患

肺癌、口腔癌、喉頭癌、食道癌、胃癌、肝臓癌、膵臓癌、膀胱癌、尿管癌、子宮頸癌
循環器疾患
虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)
脳血管疾患(くも膜下出血、脳血栓)
末梢血管疾患(大動脈瘤、バージャー病)
呼吸器疾患
慢性気管支炎、肺気腫、呼吸機能障害
消化器疾患
胃・十二指腸潰瘍、胃炎、クローン病、肝硬変
その他
神経系障害、代謝・内分泌系障害、免疫機能異常

 

 
口の中の健康との関連
 

 

口の中はたばこの煙が出入りする最初の臓器であることを反映して、喫煙の影響も大きく特に歯周組織(歯ぐきや顎の骨など、歯を顎の骨の中にしっかりと支えている組織)に強い影響を及ぼすことが科学的に実証されています。そのため、歯周病患者には喫煙者が多く、喫煙者の歯周破壊が若い年代から始まり、さらに歯周病の自覚症状が少ないのに対して、歯周組織の破壊が進んでいる場合が多いことが示されています。また、口の中の疾患では、最も重篤な口腔癌への喫煙の関与は厚生省のたばこ白書によると、喉頭癌、咽頭癌に次いで高いことが示されています。

喫煙と関連のある口の中の疾患

 

 
禁煙の効果について
 

 

アメリカの禁煙の効果を示す報告書(1990)によると、

  1. 禁煙は老若男女の別なく顕著で即効的な健康上の利益をもたらす。
  2. 禁煙をした元喫煙者は、喫煙継続者より長命。例えば、50歳までに禁煙した人々のその後の15年間の死亡者数は喫煙継続者の半分にすぎない!!
  3. 禁煙は肺癌を含む身体各部位の癌・心臓発作・脳卒中及び慢性肺疾患のリスクを低減させる。
  4. 妊娠以前あるいは妊娠初期3〜4カ月の間に禁煙した女性の低体重児出産の数は、非喫煙者の場合と同程度まで低下する。

 

 

 


禁煙による健康上の利益に比べると、禁煙後に生じる2〜3kgの体重増加に起因するいかなるリスクも、いかなる心理的不利益効果もとるに足らない物であると言えます。また、禁煙は早期に踏み切ることでいっそう有効になります。

今回は喫煙の健康への影響について取り上げてきました。様々な病気の原因となる喫煙習慣について考えてみるきっかけとなればうれしく思います。

 

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